日本的な幻想美に浸る ― 『烏に単は似合わない』阿部智里(文春文庫)

Uncategorized

こんにちは。今日は、和の雰囲気をたっぷり味わえるファンタジー小説をご紹介します。
それが 阿部智里さんの『烏に単(ひとえ)は似合わない』(文春文庫)
大人気シリーズ「八咫烏(やたがらす)シリーズ」の第1作目です。

あらすじ(ネタバレなし)

舞台は、人間の姿にもカラスの姿にもなれる一族「八咫烏」が支配する異世界。
物語は、権力争いの渦中にある後宮で繰り広げられます。
帝の后を選ぶために集められた四人の姫たち。華やかに見えるその裏で、策略や陰謀が交錯し、思いがけない展開が訪れます。

読んでみた感想

和の雅さと幻想性が融合し、読み始めると一気に物語の世界に引き込まれました。
最初は後宮ものらしい華やかさと人間模様が中心ですが、終盤には予想もしなかった衝撃の展開が待っています。
ファンタジーでありながら、ミステリー的な要素も強く、ラストで「あっ!」と驚かされる読後感が印象的でした。

おすすめポイント

  • 日本神話や民俗を思わせる独特の世界観
  • 後宮もの+ファンタジー+ミステリーが融合した斬新な物語
  • 文庫でシリーズが続々刊行中なので、読み進める楽しみが大きい
  • 一作目から驚きの仕掛けがあり、最後まで飽きない

和風ファンタジーが好きな方はもちろん、歴史小説やミステリーが好きな方にもおすすめできる一冊です。
「八咫烏シリーズ」は人気が高く、次々と続刊が刊行されていますので、読み始めたら長く楽しめますよ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました