ありえない設定なのに爆笑必至!森見登美彦の不思議コメディー『夜は短し歩けよ乙女』

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こんにちは!
本日は、笑いのセンスがぶっ飛んでいて、かつ文学的香りもぷんぷん漂う、そんな大人のための爆笑コメディー小説をご紹介します。

それがこちら!

📘 『夜は短し歩けよ乙女』森見登美彦(角川文庫)


■ どんな物語?

舞台は古都・京都。
主人公は大学生の「先輩」。
彼は同じサークルの後輩「黒髪の乙女」に恋をしているが、とにかく自分から告白する勇気がない!

そこで思いつくのが——

「偶然を装い、あらゆる場所で彼女と遭遇する作戦」

だが、乙女は飲み歩きや古本市での冒険に大忙し。
先輩が振り回されるうちに、なぜか偽電気ブランという伝説の酒をめぐる騒動や、奇妙な演劇集団との抗争に巻き込まれていく……。


■ 読んでみた感想

最初に言います。
森見登美彦ワールド、クセがすごい!!

けれど、そこがいい!
京都という風雅な舞台なのに、登場人物たちが揃いも揃ってアホで変人。
一文一文がユーモアに溢れ、何気ない地の文すら笑えてしまう。

とくに面白いのは、先輩の乙女への執念。
「偶然を装う」作戦があまりに回りくどくて、片思い男子の必死さが滑稽で愛おしいんです。

そしてもうひとりの主役ともいえる「黒髪の乙女」。
自由すぎる行動力とお酒の強さが桁外れで、まさに京都の夜を縦横無尽に駆け回る小悪魔のような存在。

読後は、まるで夜の京都を一晩中歩き回ったような不思議な高揚感が残ります。
笑って癒されたい人、必読です!


■ コメディー要素の魅力ポイント

  • 森見節炸裂のヘンテコ日本語がクセになる
  • とんでもない事件がなぜか日常の延長線上に見える不思議
  • 先輩の恋の不器用さが最高に笑えるのに共感できる

■ こんな人におすすめ!

  • とにかく笑いたい人
  • 京都の街やレトロな雰囲気が好きな人
  • 不思議な世界観の物語に浸りたい人
  • 森見登美彦ワールドを味わってみたい初心者さん

■ まとめ

『夜は短し歩けよ乙女』は、
コメディー小説の宝箱のような1冊。

何が飛び出すかわからない物語に、笑いながら引き込まれます。
ちょっぴり文学的で、だけどおバカで愛らしい。
そんな世界を体験してみたい方は、ぜひ手に取ってみてください!

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